2023北海道高校入試ボーダー

道コン事務局にボーダーが載っていました。
これが一番信憑性が高いデータです。

しかし自己採点は当てになりません。
今年は記述問題が多かったので尚更です。
参考程度に見てください。

https://www.do-con.com/data/kouritunyuushi.html

道コン事務局発表のボーダー

柏葉 A-337  B-352  C-352
三条 A-255  B-287  C-302
緑陽 B-206  C-238  D-264
南商 C-173  D-205  E-213
芽室 D-108  E-140  F-178

ちなみに、昨年と比較して
50点くらい平均点が下がっているようです。


今年の入試問題を解いて…

考えさせる問題が増えています。
子どもたちは苦手です。
私が解いたときは、簡単になったな~と思いました。

でも、慣れていない子どもたちは点数が取れていません。
柏葉高校のボーダーが350点ということですから
学年トップの力がある子どもたちでも
解けない問題がたくさんあったということです。

単なる暗記だけでは高得点を狙えない
そんな入試だったといえます。

北海道の高校入試の仕組みが変わります

2023年入試から下記の2点の仕組みが変わります。

➀推薦について
今までは中学校の校長先生の推薦が必要でした。
ですから校内推薦に通らないと推薦してもらえませんでした。
しかし、2023年度入試からは自己推薦でも可能となります。
成績ももちろん大事ですが、部活での活躍や
何より願書を出す高校で
どんなことに取り組み
自分の可能性を広げるのか
アピールする力が必要になるでしょう。

②志願変更について
今までは職業科に願書を出したら普通科に志願変更することはできませんでした。
普通科から職業科の志願変更もダメでした。
2023年からは、どちらも可能になります。
帯広の場合は、
南商に願書を出して、緑陽に志願変更するということが可能になったのです。

成績が上がらない子の共通点①

集団塾で40年はたらいてきた私は、
成績が上がる子なのかどうかを授業の中で察知することができます。
これは、かなりの確率で当たります。

成績が上がらない子はみな、
同じように成績が上がらない行動をしているのです。

2つだけ例にあげると、


①授業のときの聞くタイミングが悪い
(先生が説明しているのに先生の方を見ていない)
まあ、人の話を聞けない、ということです。

参観日では
先生の話をしっかり聞いているかどうかを
見てください。

できない理由が
「聞いていないから」という子は
かなり多いですよ。


②テストのときに髪や指いじりをしている

テストで高得点を取る子たちのクラスで試験監督をすると
雰囲気が全然違います。
問題をもらったらまず問題全体を見渡し優先順位をつけて解いている。
そして、できない問題があったらちょっと考えて、
できないと判断したら次の問題を解く。
一通り解き終えて、次に、できた問題のチェックが終わったら
最後にできなかった問題を制限時間いっぱいまで解く。
試験の受け方ができているんです。

髪や指をいじっている暇はありません。
テストの受け方は、
お子様が小さいときに型を作っておいた方がいいです。


カワウソの塊

私の塾では、黒板を使って授業をすることもあるのですが
基本的には自力で問題を解き、採点も自分でします。

机間巡視で気づいた、子どもたちの勉強の弱点を個別に指導しています。

例えば、数学で「錯角」と出てきたら、「錯角」って何?
と聞いてみます。

しっかりと理解していないと答えられません。
社会では「棚田」って何?「棚田」って見たことある?
じゃあ、ネットで検索して調べてみて!

調べて、画像を見ると文章と画像と音声が一致して記憶に残りやすくなります。

1回目のプリントで合格できないときは、リトライのプリントを解かないといけません。
2回目でも、合格したとき「やったね! 天才だね!」と褒めます。
天才!と言われた生徒はうれしそうな顔をします。

この笑顔が私は大好きなんです。
「君は天才だね!」これってウソかもしれません。
しかし絶対にウソだと断定はできないですよね

どうせなら相手がよろこぶ
「かわいいウソをたくさん言いましょう!」というのが
今回のタイトルの「かわいいウソの塊」→《カワウソの塊》でした。

良いウソは

・相手を思いやる心がある
・ユーモアがある
・気分が良くなる
・脳にいい暗示をかける
・ワクワクできる

というメリットばかり。
化粧だってマナーだって本当の自分を隠すための良いウソなんです

相手を幸せにする、カワウソの塊でいきましょう!

志望校に合格できる人ってどんな人?

さて、みなさんに質問です。

志望校に合格できる人って

どんな人でしょう?

これを子どもたちに質問して

正解を言えた人はいません。

一生懸命勉強した人!

No!

最後まであきらめなかった人!

No!

合格を決めるのは、

実は、努力ではありません。

点数です。

全く勉強しない人でも点数が取れていれば合格できますよね。

””””””””””””””””””””””

合格できるだけの点数を取った人が合格できる。

これが正解です。

”””””””””””””””””””””””

当たり前でしょ! と思われますよね。

でも、子どもたちは、これが答えられない。

自分が行きたい学校の合格レベルを調べ、

合格者の平均点を取れるように勉強をすれば合格できるのです。

これは受験勉強の第一段階です。

子どもたちは先が見えないんです。

どうやって自分の人生を歩んでいくかわからないんです。

だから、夢の見つけ方や夢の叶え方を、大人が

伝えていく必要があるのです。

良好な親子関係で、そんな話はできている! というのなら大丈夫です。

できていないなら、第三者に任せましょう。

ちなみに、私には娘がいるのですが娘に対して、

「そんな子に育てた覚えはない!」と言ったら、

娘から

「あんたに育てられた覚えはない!」と言われた男です。

2022年北海道入試ボーダー

道コン事務局がボーダーを発表しています。
アドレスはこちら

道コンデータ・入試関連,公立入試関連| 北海道学力コンクール (do-con.com)

閲覧できるのは3/16までです。

それによると
柏葉 B-384
三条 B-344
緑陽 C-287
芽室 E-144
南商 D-257
となっています。

自己採点を厳しめにつけて
この点数よりも上の点数を取っていたなら
合格の可能性が高いと言えます。

模試の取り組みはどうですか?

点数が取れない子のテスト前の行動
・試験勉強をしない
・勉強していないことを自慢する
・試験範囲を見ていない
・休み時間に勉強しない
・問題全体に目を通さない
・テスト中に寝る
・テストの解き直しをしない

子どもたちはよく言います
学力テストは試験範囲が広いので
何を勉強したらいいかわからないから
勉強しない! と

いや、そうじゃないんだ
テーマを決めて勉強すればいいんだ

数学の図形を今回は極める
社会の江戸時代だけはしっかり覚えた
理科は植物をマスターしたぞ!

全部やらなくても
テーマを決めてやればいいのです

ただ
こういう勉強ができる子は
志がある子

自分の能力よりも上の
志望校を目指している子です

ほとんどの子は
悪い結果が出るのが嫌だから
テストを受けたくない!と言います

いいや、
テストで自分の弱点が発見できるんだから
テストは受けるべきなんです

テストが嫌なのではなく
悪い点を取って怒られるのがイヤなんです

悪い点数の答案を持って
お子様が帰ってきたときは
どうか叱らないで
「この点数を見てあなたはどうしたい?」
と聞いてあげてください

別に・・・
と言うかもしれません

そこでキレたらダメですよ

「どうやったら伸びるかねぇ」

基本の問題集を何度も解くのがいいのです。
基本をしっかり固めること

難しそうに見える問題も
基本がわかっていれば解ける問題ばかりです

2021公立高校 入試平均点

北海道教育委員会から、2021年3月入試の総括資料が出されました。
コロナの関係で試験範囲が縮小された関係で、平均点が上がりました。
出題されなかった単元は
数学 円・相似・三平方の定理
社会 経済
理科 天体
英語 関係代名詞
などです。

2022年の入試から100点満点、50分の入試に変わります。
裁量問題もなくなります。

どうなるんだろう?
と不安を感じているのは
他の受験生も同じ。

自分ができることをしっかりやって
夏休みのうちに基礎力をつけておくことが
合格への近道といえます。

北海道教育委員会が出した2021年入試の資料はこちら
 ↓  ↓  ↓

2021年 高校入試ボーダーなど

北海道学力コンクールのホームページのアドレスはこちら
北海道学力コンクール (do-con.com)

道コンは受験生の自己採点した結果を基に
ボーダーを算出するので一番信頼ができます。

テレビでは、入試当日にボーダーを出しますが
それは各教科の入試問題の予想点数から
従来の入試と比較して上がるか下がるかを判断したものです。

点数が取れなくて
合格しているかどうか心配になって
いろいろなところのデータが気になり
自分の合格の可能性がどうなのか、つい調べてしまう

不安ですよね

でも
終わったことは変えられない


志望校に合格しても、そこで遊びほうけて成績を落とす人もいます。
逆に、本意ではない高校に入学して大学入試でリベンジする人もいます。

どちらの人生を歩むかは、自分次第です。



私が大好きなウエジョビ(上田情報ビジネス専門学校)の比田井先生のご子息が入試に不合格になったときに、これまた私が大好きな木下晴弘先生がかけた言葉が感動します。
動画がアップされています。
挫折から立ち直るきっかけを得たいという方は、ぜひご覧ください。
発表前に見てもいいでしょう。

ヒダカズ「木下晴弘師匠とのGW特別対談」子どもを挫折から蘇らせる唯一の方法(2020.5.3収録) – YouTube

2021年 北海道入試分析(理科)

平均点は昨年より上がって28点と予想します。
今年はコロナの関係で、出題範囲から天体が除外されていましたが、もともと2年連続で天体が出題されていたので、今年の出題の可能性は低く、理科に関してはコロナによる影響はありませんでした。
出題形式は従来どおり。□2以降の問題は実験に関するもので、今年も生物の実験で難問がありました。□4の力のつりあいの問題も、あまり解いたことがない問題なので難しく感じたでしょう。
□1は小問集合:基本的な問題ばかりです。今年も漢字指定の問題がありませんでした。ここで点数を落とさないように、用語・簡単な計算は必ずできるようにしておきたいですね。
□2 生物単元(消化)
・消化酵素に関する問題は北海道入試ではよく出題されています。
・対照実験の仕方に関する記述問題もありました。
・問2の(2)は実験を整理する力、実験が異なる原因を調べるために、どのように条件を変えた実験をすべきか、を読み取らないといけません。正直、私は間違えました。この問題は後回しにすべき問題です。ここで時間を取られると、□3以降の簡単な問題を解く時間がなくなります。こんな難問を□2に持ってくるのがいやらしい。
□3 化学単元(イオンの中和)
・中和滴定の問題なのですが、中学校の定期試験レベルでは、ここまで数字にこだわった出題はないので、難問に見えるでしょう。定期試験レベルの勉強をしているだけでは入試問題は解けないということです。
・塩化バリウムの化学式も、教科書には載っていません。しかし、アルカリの陽イオンと酸の陰イオンが結びついて塩になるという基本がわかっていれば、できるはずです。
□4 物理単元(圧力、力のつり合い)
問1は密度(化学単元)の計算問題でした。0.6÷500の計算が正しくできたでしょうか?
問2(1)面積と圧力は反比例と覚えている人はひっかかる問題です。この実験は圧力と面積の関係ではないのです。面積が大きいほど大気圧によって加わる力が大きいと判断するか、実験結果から読み取れば正解を導くことができます。
問2(3)の力のつり合いの問題は、4つの力のつり合いなので解いたことがない人も多かったと思います。
□5 地学単元(地震)
得点源の問題でした。□1の問題を解いたあとは、この□5から解くべきです。定番のS波の速さが4㎞/s、グラフから地震発生時刻を求める、震度とマグニチュードの違いを書かせる記述、そして数年前に出題された緊急地震速報の問題でした。

●記述問題 9点分。
 対照実験の仕方を答えさせるもの(難)
 電流が流れない理由を答えさせるもの(易)
 震度とマグニチュードの違いを答えさせるもの(易)

●完全解答 16点分
 いつもより配点が低いです。
 本来であれば完全解答なのに、分けて平均点を上げるように
 操作しているな、と思うような問題もありました。

●計算問題 9点分
 銅に結びつく酸素を求める問題(易)
 気体の密度を求める問題(間違える人が多いはず)
 吸盤にかかる力を求める問題(難)
 S波の速さを求める問題(易)
 緊急地震速報が来るまでの時間を求める問題(普通)

難問と平易な問題の差が大きい。
平易な問題で失点しないように基礎固めを重点的に行うこと。
難問は難しすぎて、トップレベルの高校でも解けない問題なので、捨てる勇気を持つことが大事。

受験生のみなさま、お疲れさまでした。